RPMインストールしたMySQL5.6のアップデート方法
2017年08月05日 23:05
RPMからインストールしたMySQL5.6をアップデートした時のお話です。ここでは 5.6.34 から 5.6.37 にアップデートします。
環境
ざっとした環境です。(適当ですねぇ)
- CentOS6
- MySQL5.6 RPMインストール済み
始める前に
MySQLの全データベースのバックアップを取り、サービスを停止します。なお、アップデートした際に保存されているデータは消えませんでしたが、もしもの時のために一応。
# mysqldump --all-databases > alldb_dump.sql # mysqldump --allow-keywords mysql > mysqlkey_dump.sql # service mysql stop
サーバーにインストールされているMySQLパッケージを検索
# rpm -qa | grep -i mysql MySQL-shared-compat-5.6.34-1.el6.x86_64 MySQL-devel-5.6.34-1.el6.x86_64 MySQL-shared-5.6.34-1.el6.x86_64 MySQL-server-5.6.34-1.el6.x86_64 MySQL-client-5.6.34-1.el6.x86_64
環境によっては「MySQL-test」や「MySQL-embedded」が入っているかもしれません。
新しいMySQLのRPMパッケージをダウンロード・展開する
# wget https://dev.mysql.com/get/Downloads/MySQL-5.6/MySQL-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm-bundle.tar # tar fvx MySQL-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm-bundle.tar
MySQLパッケージをアンインストール
検索して出てきたMySQLパッケージを削除します。
# rpm -e MySQL-devel # rpm -e MySQL-client # rpm -e MySQL-shared # rpm -e MySQL-server # rpm -e MySQL-shared-compat
環境によると思いますが、この時点で「MySQL-shared-compat」はpostfixとの依存性に引っ掛かってアンインストールできませんでした。
新しいMySQLのパッケージをインストール
# rpm -ivh MySQL-shared-compat-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm # rpm -ivh MySQL-shared-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm # rpm -ivh MySQL-devel-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm # rpm -ivh MySQL-client-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm # rpm -ivh MySQL-server-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm
古い「MySQL-shared-compat」がアンインストールできなかった場合は、新旧バージョンが同居します。
MySQLを起動・バージョン確認
作業がひと通り完了したら、MySQLを起動します。 ついでにバージョンも確認しましょう。
# service mysql start # mysql --version
APPENDIX
古い「MySQL-shared-compat」が残っていても一見問題無さそうだったのですが、やっぱり気持ち悪いので少々試しにポチポチやってみました。
ただし、当方メールサーバーとして一切使用していないので、どのような影響が出るか確認しておりません。ご了承くださいますようお願いいたします。
postfixを停止。
# service postfix stop
古いほうを細かいバージョン指定(?)でアンインストール。
# rpm -e MySQL-shared-compat-5.6.34-1.el6.x86_64
postfixを再起動。
# service postfix start