RPMインストールしたMySQL5.6のアップデート方法

RPMからインストールしたMySQL5.6をアップデートした時のお話です。ここでは 5.6.34 から 5.6.37 にアップデートします。

環境

ざっとした環境です。(適当ですねぇ)

  • CentOS6
  • MySQL5.6 RPMインストール済み

始める前に

MySQLの全データベースのバックアップを取り、サービスを停止します。なお、アップデートした際に保存されているデータは消えませんでしたが、もしもの時のために一応。

# mysqldump --all-databases > alldb_dump.sql
# mysqldump --allow-keywords mysql > mysqlkey_dump.sql
# service mysql stop

サーバーにインストールされているMySQLパッケージを検索

# rpm -qa | grep -i mysql
MySQL-shared-compat-5.6.34-1.el6.x86_64
MySQL-devel-5.6.34-1.el6.x86_64
MySQL-shared-5.6.34-1.el6.x86_64
MySQL-server-5.6.34-1.el6.x86_64
MySQL-client-5.6.34-1.el6.x86_64

環境によっては「MySQL-test」や「MySQL-embedded」が入っているかもしれません。

新しいMySQLのRPMパッケージをダウンロード・展開する

# wget https://dev.mysql.com/get/Downloads/MySQL-5.6/MySQL-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm-bundle.tar
# tar fvx MySQL-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm-bundle.tar

MySQLパッケージをアンインストール

検索して出てきたMySQLパッケージを削除します。

# rpm -e MySQL-devel
# rpm -e MySQL-client
# rpm -e MySQL-shared
# rpm -e MySQL-server
# rpm -e MySQL-shared-compat

環境によると思いますが、この時点で「MySQL-shared-compat」はpostfixとの依存性に引っ掛かってアンインストールできませんでした。

新しいMySQLのパッケージをインストール

# rpm -ivh MySQL-shared-compat-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-shared-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-devel-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-client-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-server-5.6.37-1.el6.x86_64.rpm

古い「MySQL-shared-compat」がアンインストールできなかった場合は、新旧バージョンが同居します。

MySQLを起動・バージョン確認

作業がひと通り完了したら、MySQLを起動します。 ついでにバージョンも確認しましょう。

# service mysql start
# mysql --version

APPENDIX

古い「MySQL-shared-compat」が残っていても一見問題無さそうだったのですが、やっぱり気持ち悪いので少々試しにポチポチやってみました。

ただし、当方メールサーバーとして一切使用していないので、どのような影響が出るか確認しておりません。ご了承くださいますようお願いいたします。

postfixを停止。

# service postfix stop

古いほうを細かいバージョン指定(?)でアンインストール。

# rpm -e MySQL-shared-compat-5.6.34-1.el6.x86_64

postfixを再起動。

# service postfix start

参考サイト

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