Linuxでのソースビルドインストールのディレクトリは?
2016年11月12日 21:10
|ω・)そろり。
VPSをCentOS6で動かしているのですが、どうしてもパッケージが古いのですよ。
そこでLAMP環境を構築するにあたって以下のようにしました。
- Apache2.2 > yumインストール
- MySQL5.6 > RPMインストール
- PHP5.6 > ソースビルドインストール
で、PHP5.6をソースビルドインストールする際にどのディレクトリをインストール先に指定すればよいか?というお話です。
configure のデフォルト設定
大抵 configure のデフォルト設定では
PREFIX=/usr/local
となっていると思います。
そのままでも問題無いのですが、少し困ったことが起こります。
- アンインストールはどうするんだ。
(関連ファイルがbin等の多くのディレクトリにバラけるので削除が面倒) - 関連ファイル名が同じなのでバージョン違いをインストールできない。
(例:PHP5.x系と7.x系を共存させる)
どこに指定するか?
自分がLinuxを覚え始めた頃は
PREFIX=/usr/local/php5
という形にしていました。(例:PHP5.x)
が、この指定は行儀が悪いそうです。(´・ω・`)
Linuxには"/opt"というディレクトリがあり、用途として手動でアプリケーションをインストールする際に使用するディレクトリになっているとのことです。
(参考:Linuxの基本の基本。Linuxの基本的なディレクトリ構成 / OXY NOTES)
(参考:各ディレクトリの役割を知ろう(ルートディレクトリ編) / @IT)
そうするとPREFIX設定は下記のようになります。
PREFIX=/opt/php5
アプリケーションのアンインストール
アプリケーションをアンインストールしたい場合は該当ディレクトリごと削除すればいいだけです。
※PATH指定やシンボリックリンクが存在する場合は注意しましょう。
バージョン違いの共存
バージョンごとにディレクトリを指定してやれば、違うバージョンのアプリケーションを共存させることができます。